わたしは栞を挟まない|四つ葉の読書ブログ

やわらかい砂のうえ/寺地 はるな【レビュー】

★★★

めんどくさい。
この物語の主人公、税理士事務所で働く恋愛経験ゼロの24歳、駒田万智子は、ひたすらめんどくさい。

自分を選ばれし者ではないと言い切り、外見も自分自身にも自信を持てない。
かと言って謙虚なのかと思えば、他人に対して「許せる」発言をしたりする。

本人も自覚していない傲慢さの原因は、全て凝り固まった思考と自身の世界の狭さにある。

出逢った人達に揉まれ、少しずつだけど小さかった世界に広がりが生まれ、自分自身や他人を大切に思える様になる。

イタくて拘りが強くて不器用で、それでも憎めない万智子と早田の未来に幸あれ。




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