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こんぱるいろ、彼方/椰月 美智子【レビュー】

★★★★★

冒頭のコロッケの話から、まさか読後、こんなに心地良い満足感で本を閉じる事になるとは想像もしていなかった。

全九章、真依子・奈月・春恵、三世代の女性の視点で物語は交互に語られる。

ベトナム戦争後、命を懸けて来日したボートピープルと呼ばれた人々の存在を本著で初めて知る。

思春期の子供達との向き合い方から、戦争の惨さ、爪痕、小説でありながら限りなくノンフィクションに近く、理不尽に命を落として行く人達の無念を思い胸が締め付けられる。

金春色と書いて、こんぱるいろ。

この美しい色に光る海と平和がニャチャンに永遠に続きますように。

感動の1冊。




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コメント一覧

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  1. 久々にツイッターからおじゃまします。
    お〜5つ星〜本屋で探してみようっと。
    なかなか、全部はチェックできないけど、参考にさせてもらってます。
    いまは、小川糸さんの「キラキラ共和国」を昼休みに少しずつ。
    また寄らせてもらいます(^-^)

    • マカプウさん、お久しぶり~♪
      本家ブログを放置して本ばかり読んでます^^;
      本作は読みやすいし、色々考えさせられる事も多くてとても良い作品でした。
      糸さん読んでるのね^^
      糸さんと言えば「ライオンのおやつ」も良かったですよ。
      また気軽に遊びに来てね( ˶ˆ꒳ˆ˵ )ᵗᑋᵃᐢᵏ ᵞᵒᵘ ¨̮

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