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生のみ生のままで 上/綿矢 りさ【レビュー】

★★★★★

ここ数年、様々なメディアで取り上げられるようになったLGBT。

Gayをテーマにした小説やドラマは良く目にしていたが、本作はLesbianをテーマに描いた恋愛小説。

上巻では主要登場人物が、逢衣・颯・彩夏・琢磨の4人と言う事もあり、それぞれの思いが熱くストレートに伝わって来た。

彼女である逢衣の事を「おまえ」呼びする颯には最初から不快感を感じていたが、好青年だと思っていた琢磨の女々しい言動にもがっかり感が半端ない。

それに比べ、女達は潔い。

男とか女とか関係なく、性別を超えて特別な人だと言い切る姿に感銘を受けた。




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