★★★★
専業主婦の母に育てられたリケジョでバリキャリの志穂子と
厳しい教師の母に育てられ家庭に重点を置く典型的女子の杏梨
正反対な二人だったが、志穂子の兄と杏梨が結婚した事で密接に関わる事になってしまう。
自分で選んだ道を信じて進んでいても
選ばなかった方の道を思い悶々とする事は誰でもあるだろう。
本著では志穂子VS杏梨だけではなく、それぞれの母親との軋轢も加わり
終始ヒリヒリした描写が続きます。
実の母親との激しい応酬は、その情景が浮かび胸が苦しくなる。
27歳の女性二人のリアルな姿を微細に描いた、考えさせられる家族小説。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
応募数92件 HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
応募数599件 HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
応募数748件 HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば