★★★★
真梨 幸子さんの長編小説
「第一話 柏木陽奈子の記憶」~「第九話 合田満の告白」と「再び、柏木陽奈子の記憶」の全10話で構成されています。
タイトルと表紙のイラストの両方から既に真梨さん特有のイヤミスが予想されて怖い。
伝統ある女子校・蘭聖学園の89期OGが連続して不審な死を遂げる。
同校出身の弁護士・松川凛子は、同窓生の証言から真相を突き止めようとするが…。
サスペンス色の濃いストーリーかと思いきや、今回も嫌な女性達がたくさん登場しそれぞれの妬み・僻みのオンパレードです。
怖い女性達に辟易しながら犯人を想像し読み進めて行きましたが結果まんまと騙されてしまいました。
図書館本で事前知識がないまま読み始めたので、登場人物の多さ(それぞれにあだ名あり)と前後する時系列に苦労しながら読みました。
途中で間を置くともう誰が誰か解らなくなってしまうので、一気読みするかポストイットを貼って時系列を整理しながら読まれることをオススメします。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞