わたしは栞を挟まない|四つ葉の読書ブログ

ひそやかな花園/角田 光代【レビュー】

★★★★

やっぱり角田さんの本は面白いと感じた1冊です。

幼い頃、毎年サマーキャンプで一緒に過ごしていた7人。
しかし、いつしか彼らは疑問を抱くようになる。 「あの集まりはいったい何だったのか?」

別々の人生を歩んでいた彼らに、突如突きつけられた衝撃の事実

大人たちの〈秘密〉を知った彼らは、自分という森を彷徨い始める

親と子、夫婦、家族でいることの意味とは。

読み始めは全くその先の展開が予想出来ず、謎の多さに辟易したけれど、読み進むに連れて少しづつ明らかになって行く真相に思い切り引き付けられて行き7人の登場人物がずっと脳内映像で動いていました。

とにかく人物設定が上手い、それぞれの登場人物の体型、性格、考え方までがはっきり位置付けられ、個人個人の個性がくっきりとして解りやすかったです。

内容も人工受精を取り扱った作品は目新しくはないけれど、掘り下げて丁寧に描かれていて好感が持てました。

文章に無駄がなく又色々と考えさせられる部分もありかなり完成度が高い作品だと感じました。




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