★★★
林真理子×『風と共に去りぬ』の第3巻。
戦争が日に日に泥沼化し、戦火が間近に迫る事を実感するスカーレットだが、その状況下にあっても頭の中はパーティと愛しのアシュレの事で一杯。
食料も物資も底をつき、自分の身近な人達が次々と戦争で死んで行く中、スカーレットの逞しさと能天気さに呆れつつも笑ってしまう。
なんだかんだ文句を言いながら、恋敵メラニーの出産に力を貸したり、生まれた赤ん坊や我が子を引き連れてアトランタから故郷のタラへと必死こいて脱出する姿に憎めなくなる。
レット・バトラーとのシーンはドキドキ。展開が気になる。

はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」