★★★
重厚な医療ミステリー。
手術支援ロボット「ミカエル」を推進する心臓外科医・西條泰己と、自分の手でメスを握るドイツ帰りの天才医師・真木一義。
AIロボットVS人間の対立を描いた作品かと思いきや、ミカエルに隠された秘密の中で、大学病院の闇を暴き、更に人間の良心を問うストーリとなっている。
一見博打とも思える手術。
病院の名声や金の為に人命を軽んじているとしか思えない。
疑心暗鬼を抱いたまま西條がミカエルで心臓手術を行う場面は圧巻。
目の前の患者を救いたいとの熱い想いが伝わり医師としてのプライドと真摯さに胸を撫で下ろした。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
応募数92件 HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
応募数599件 HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
応募数748件 HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば