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夏の騎士/百田 尚樹【レビュー】

★★★★★

最後のページを読み終え本を閉じた瞬間、清々しさと心地良さに包まれた。

昭和最後の夏、小学6年生だった遠藤宏志は、仲良しの友人、木島陽介と高頭健太の三人で騎士団を結成する。

勉強も運動も苦手なクラスの落ちこぼれ3人組が、これまたクラスで浮いている存在の女子、壬生紀子と関わり人生の大きな節目となるひと夏を過ごす事になる。

少年達の会話や行動に笑い、相手を思う優しさに泣ける。

31年後の彼らの姿に想いを馳せながら軽やかに読めた250頁。

騎士団の勇気に感動し、人と人を繋ぐ縁の奇跡を感じた。ずっと読んでいたいと思えた作品。




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