★★★
「みどり町の怪人」「むすぶ手」「あやしい隣人」「なつのいろ」
「こわい夕暮れ 」「ときぐすり」「嵐の、おわり」
7話収録の連作短編集。
1967年に起きた母子殺害事件が未解決に終わり、それがきっかけで『みどり町の怪人』という都市伝説が広まる。
一見ホラーの様でありながら人間ドラマとミステリーが融合された作品だった。
6話・7話で明らかになる怪人の正体と殺人犯。予想はしていたが、その背景を知った時、空しさと切なさを感じた。
合間に挟まれるラジオ放送がアクセントになっていたが266ページで〆た方が余韻が残り良かったかも。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
応募数92件 HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
応募数599件 HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
応募数748件 HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば