★★★
ずっと昼ドラを見ているようだった。
時は昭和30年。
名門私立女子校で英語教師として働いている十希子が主人公。
ある日、十希子の母が、汚職事件に関与していた商社の男と心中したという知らせが入り、その謎を解くため、十希子は母の勤めていた高級料亭で仲居として働き始める。
料亭「千代菊」でスパイの様に真相を探る十希子の様子が絶えず脳内映像で動いていた。
事件の真相は途中で大方予想が付いてしまうが、サスペンス要素に恋愛要素も加わりラストに向かっては怒涛の展開で飽きずに読めた。
愛情と復讐、まんま昼ドラマの原作になりそうな作品。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
応募数92件 HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
応募数599件 HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
応募数748件 HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば