わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

ショコラティエ/藤野 恵美【レビュー】

★★★

作品の舞台は神戸
父を交通事故で亡くし母子家庭で育った聖太郎と、大宮製菓の御曹司・光博が主人公です。

小学生時代にお菓子作りを通して親友になった二人だけれど、些細な出来事から疎遠となってしまいます。

境遇の違いから感じる劣等感、嫉妬、葛藤、挫折、恋、夢、希望
小学生から社会人になるまで様々な感情に揺れ動きながら二人は少しづつ前進して行きます。

タイトルからチョコレート作りがメインの物語だと想像していましたが
本筋は二人の成長物語です。

目新しい内容ではありませんが、読後感爽やかな作品
美味しいチョコレートが食べたくなるのは間違いありません。




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