わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

黒い糸/染井 為人【レビュー】

★★★★

嗚呼、恐ろしい。
主人公は、結婚相談所でアドバイザーとして働く平山亜紀。

息子の小太郎が通う旭ヶ丘小学校と、亜紀の周辺で次々と起きる不可解な事件。
誘拐、無言電話、数々の嫌がらせ。

犯人は誰?その目的は?
誰も彼もが怪しい中、ミスリードされないように注意を払いながら読み進めた。

ミステリーとして、さほど目新しさを感じず、一体どこがホラーなのだろうと油断していた矢先、残り30頁となった所で本当の恐怖が訪れる。

想像を遥か超えた先にある真実に驚愕。
全ては計算尽く。

奴らの黒い糸でロックオンされた亜紀の行く末を見届けて欲しい。




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