★★★★
児童養護施設<青光園>で育ち現在は週刊誌記者の危険な仕事を請け負っている19歳の坂木錠也が主人公。
錠也の養護施設時代のいくつかのサイコなエピソードを脳裏に刻んで読み進めて行くと中盤で見事に騙される。
読者に錠也の異常性を植え付ける前半の導入部分はお見事!
そして終盤に向かいグロテスクな応酬。
ミステリーとサスペンスが融合したスピード感ある展開に最後まで目が離せませんでした。
エピローグはガラリとイメージが変わり温かさを残す物でしたが
ここは更に新たな恐怖を示唆するラストの方が余韻が残ったかも知れません。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
応募数92件 HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
応募数599件 HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
応募数748件 HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば