★★★
群ようこさんの長編小説です。
どこにでもいそうな女性エリコが旦那(ケンジ)と別れ、高校生の娘を抱えて前向きに頑張って行くお話です。
と、ここまでは良くありがちな内容ですが、勤めていた結婚式場を退職し、芸者の道を志すと言うのが斬新でした。
旦那との葛藤が終われば今度は娘、そして芸者の道を選んだ時は母親との確執
問題は次々と起こりますが、悩みつつ進んで行くエリコが頼もしかったです。
三味線の下りは難しかったですが、気持ちがほっこりとする作品でした。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。