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★★★★
『人間みたいに生きている』で心を掴まれた佐原ひかりさん。
『鳥と港』『スターゲイザー』『ネバーランドの向こう側』と、どの作品でも瑞々しい感性に魅了されてきた。
新作もその延長線上にあり、より深い“人間の揺らぎ”を描いた一冊だ。
主人公は倉田むつみ。
婚約者の上野春臣は通り魔から妊婦をかばって<英雄>として命を落とす。
衝撃的な幕開けだが、読み進めるほどに春臣の別の顔が立ち上がり、物語は再び揺れる。
称賛された<英雄>も、決して聖人ではない。
善と悪、利己と利他、その両方を抱えながら生きるのが人間なのだと痛感させられる。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆☆☆☆☆受賞歴☆☆☆☆☆
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