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女王さまの夜食カフェ マカン・マラン ふたたび/古内 一絵【レビュー】

★★★★

「蒸しケーキのトライフル」
「梅雨の晴れ間の竜田揚げ」
「秋の夜長のトルコライス」
「冬至の七種うどん」

4話収録の連作短編集でシリーズ第二弾。

本作もとても良かった。

タイトルから料理小説を想像しがちだが物語の核にあるのは人間ドラマ。

今回は”自分がない”と葛藤する女性や、小学1年生の息子の発育に悩みつつ、完璧を求めてしまう専業主婦が登場する。

ドラァグクイーンのシャールさんは軽々しく『分かる』とは言わない。
相手の言葉に耳を澄ませ心と身体に優しい料理を差し出し寄り添ってくれる。

胸の奥に清々しい風が通り抜ける至福の一冊。




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