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燻る骨の香り/千早 茜【レビュー】

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燻る骨の香り (透明な夜の香り) [ 千早 茜 ]
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★★★

『透明な夜の香り』『赤い月の香り』に続く完結編で、20代の小川朔を描いた前日譚。

江戸時代より三百年近く香の道を守る京都の老舗・瑞雲堂には、伝統の陰にいくつもの秘密がある。

人の纏う匂いから感情の揺らぎを読み取り、嘘をも暴き出す天才調香師・小川朔。
彼と同じく異能の嗅覚を持つ調合師・丹穂との邂逅が、瑞雲堂の未来に大きな変化をもたらしていく。

静謐な筆致で描かれるのは人間の業。

嫉妬、執着、痛み、心の底に沈んだ感情が、香りによって炙り出されていくさまに圧倒される。

香りを媒介に人の本性を照らし出す、唯一無二の香り小説。




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