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★★★★★
「窓辺の夕餉に」
「野辺の送り」
「空夜」
「柘榴色の雪」
「芍薬の星月夜」
五編を収めた連作短編集。
私がずっと待ち望んでいた窪美澄作品だった。
初期作を思わせるひりつくような描写に冒頭から一気に引き込まれる。
沙耶、健太、倫子、達也、菜乃子の五人は高校の同級生。
仲の良いグループに見えても胸の奥には複雑な感情が渦巻いている。
グループの中心だった菜乃子の自死をきっかけに、残された四人の人生も静かに揺れ動く。
読みながら何度も息を呑んだ。
「不在」がもたらす哀しみが、じわりと胸に押し寄せてくる。
最終章では堪えていた涙が溢れた。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆☆☆☆☆受賞歴☆☆☆☆☆
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