わたしは栞を挟まない|sayuriの読書ブログ

月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった/川代 紗生【レビュー】

★★★★

三軒茶屋の小さな喫茶店「雨宿り」では、毎週金曜の夜10時に“元カレごはん埋葬委員会”が開かれる。
失恋を引きずった人たちが、そっと救いを求めに訪れるあたたかい場所だ。

店長の雨宮、常連客の黒田、そして主人公の桃子も、それぞれに痛みを抱えている。

誰にだって「足りない部分」はあって、埋めようともがくし、誰かの一番になりたいと願う。

でも、責任を持たない第三者の言葉に傷つく必要なんてない。

迷いながらも前へ進もうとする彼らに、読んでいる間、ずっとエールを送りつづけた。

きっと大丈夫。
完璧な人なんてどこにもいないのだから。




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