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あのときマカロンさえ買わなければ/カツセ マサヒコ【レビュー】

★★★★

40話収録のエッセイ集。

キンモクセイの香りがあまり好きではなく、他人の吸う煙草の匂いが好きで、雨男のカツセマサヒコさん。

私はキンモクセイの香りが好きで煙草の匂いは受け付けない。
そして友人が驚く程の晴れ女。

つまり自分とは真逆なタイプのカツセさんだが透明感のある文章に心惹かれるものがある。

まず気になる表題作。
まさかのオチにズッコケる。

今まで読んで来た著者の小説から勝手に都会的でスマートな人をイメージしていた。
そこからのギャップ半端ない。

不器用さにシンパシーを感じ嬉しくなる。

なんて事のない日常。
でもなんかいい。




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