★★★
民間の科学捜査鑑定所の鑑定人にスポットを当てたミステリー。
主人公・氏家京太郎の元に女性三人を殺害した凶悪な連続殺人犯の鑑定依頼が舞い込む。
殺害後、腹部を切開し子宮を摘出、サイコパスとも思える犯人だが三件目の殺害は一貫して否認する。
真実を追い求め再鑑定する氏家の誠実なキャラが魅力的だ。
脇を固める鑑定センタースタッフとの関係性も良い。
ミステリ部分の意外性はないものの、其々の姿が脳内映像で流れていた。
「ヒポクラテス」のキャシーや光崎教授、「逃亡刑事」のアマゾネス刑事こと高頭冴子が登場し、なんとも華やかな一冊だ。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞