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歌舞伎町ララバイ/染井 為人【レビュー】

★★★★

染井為人さんの最新作は新宿歌舞伎町を舞台にした復讐劇。

因果応報、勧善懲悪ものは大好物なので面白かった。

主人公は中学卒業と同時に親元を飛び出し、歌舞伎町に辿り着いた15歳の少女・七瀬。

この七瀬のキャラがいい。
相手が誰であろうと媚びへつらう事なく、凛とした態度で闘いに挑んでいく。
その姿は孤高の戦士そのもの。

七瀬のターゲットとなるのは五人。
七瀬の怒りが自分の感情と同化し、極悪非道な奴らに立ち向かっていく彼女を応援し続けた。

450頁の長編だがリーダビリティの高さで一気読み。

社会の闇に斬り込んだ王道のエンタメ作品。

※98頁 最終行 
誤 七瀬の腕に自分の腕に
正 七瀬の腕に自分の腕を

※136頁 最終行
誤 パソコンと
正 パソコンを




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