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ぼぎわんが、来る/澤村 伊智【レビュー】

★★★★

「ぼぎわん」とはなんぞや?
タイトルを見て以来ずっと気になっていた。

ヨーロッパから来たブギーマン伝承の名残?
人を呼び、さらい、山へ連れて行く化け物?
どうやら相当悪いもののけの様だ。

物語は全三章で構成されており、一章では田原秀樹の視点、続く二章では秀樹の妻視点で語られる。

一章で、ぼぎわんの恐怖を存分に味わっていると、二章で、それまで見えていた景色は一変。
人物像は引っ繰り返され人間の恐ろしさをも味わう事になる。

そして迎えた最終章、比嘉姉妹VSぼぎわんの闘いから目が離せない。

人の心に潜む悪とホラーを融合した作品。




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