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時をかけるゆとり/朝井 リョウ【レビュー】

★★★★

『便意に司られる』
このエッセイ集の最初のタイトルがこれ。
もう面白い予感しかしない。

どんな物に司られようが多少の諦めはつくが、間違っても便意にだけは司られたくなんかない。
そのご苦労、心中お察しします。

23のエピソードが収録された本作は外読み厳禁だ。
例えマスクをしていようが、目元のニヤつき具合から怪しい奴認定されるのは間違いない。

どれもこれも尋常じゃない面白さだが、特にツボったのは13番目のエピソード『スマートなフォンに振り回される』。

震えるくらい笑った。
後から思い出しても何度でも笑える。

リョウくん最高かよ。




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