★★★
1つの大きな過ちがその後の人生を悲惨な物にする。
罪の代償を痛い程感じた作品。
12歳の少年アントワーヌは隣家に住む6歳の少年を殺し死体を森に隠してしまう。
子供の失踪に騒然となる村、押し寄せるメディア。
死体発見に怯えるアントワーヌの不安と恐怖が緊張感を伴い伝染して来る。
失踪2日目にこの村に大きな嵐が来た事で捜索は難航する。
事件の行方が気になり一気読み。
12年後、24歳になったアントワーヌ。さぞや後悔と反省の日々を送っているだろうと思われたが、よもやの嫌な奴に成り下がっていた。
身から出た錆、溜飲が下がる結末だ。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
応募数92件 HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
応募数599件 HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
応募数748件 HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば