わたしは栞を挟まない|sayuriの読書ブログ

紙鑑定士の事件ファイル/歌田 年【レビュー】

★★★

第18回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作品。

どんな紙でも見分けられる男・渡部圭が営む紙鑑定事務所に、「神探偵」と勘違いした女性が浮気調査の依頼にやって来る所から物語は展開する。

紙鑑定士の渡部と伝説のプラモデル造形家・土生井の二人がタッグを組み事件を紐解いて行くといった斬新なミステリー。

ミステリー部分にはご都合主義的な所を感じ物足りなさがあるけれど文章自体は読みやすい。

紙を扱った小説と言う事で、本文用紙に4種類の紙が使用されている洒落た作りは楽しめた。

Googleマップをツールとして使用する所が今時。




  • 人気のレビュー
  • 関連するレビュー

気軽にコメントどうぞ

*
*
* (公開されません)