わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

ひとり旅日和/秋川 滝美【レビュー】

★★★

「熱海・茹で卵と干物定食」「水郷佐原・蕎麦ととろとろ角煮」「仙台・牛タンと立ち食い寿司」

「金沢・海鮮丼とハントンライス」「福岡・博多ラーメンと鯛の兜煮」

5話収録の連作短編集。

自らを『人見知り女王』と定義づける梶倉日和・24歳が一人旅に挑戦し回数を重ねながら成長して行く物語。

駅員さんや店員さんに話しかけられない日和にじれったい気持ちを抱きつつも、ひとりを満喫する事と他人とコミュニケーションを取る事の楽しさに気付いていく姿に嬉しくなる。

登場する食物の美味しそうな事は言わずもがなだが旅行記としても楽しく読めた。




  • 人気のレビュー
  • 関連するレビュー

気軽にコメントどうぞ

*
*
* (公開されません)