★★★★
圧巻の461ページ、3日間掛けて読了。
実在の人物を元にしたフィクション小説。
50年前、出版社で出会った宮野鈴子、佐竹登紀子、藤田妙子(早川朔)
昭和から平成に実際起こった事件や事故を背景にしながら3人の女性の生き様を描いている。
出版社勤務後に専業主婦を選んだ鈴子、経済的に恵まれた家庭で育ちフリーランスのライターとなった登紀子、寂しい幼少時を過ごしたが雑誌の表紙を飾るイラストレーターになり大成功を治めた妙子。
成功の裏には苦悩も付きまとい、その葛藤をヒシヒシ感じる。
奈帆を聴き手とした構成も上手く重厚で骨太な1冊。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
応募数92件 HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
応募数599件 HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
応募数748件 HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば