★★★★
『子は親を選べない』
たびたび耳にするその言葉を今までで一番強く感じる事となった読書時間だった。
2002年の「北九州連続監禁殺人事件」
事件当時まだ9歳だった少年は成長するに連れ、事件の全貌を知る事になる。
殺人事件の内容についても記載されているが、はたから見ても凄絶極まりない内容で彼の心中を想像しただけでどんなにか辛く苦しかった事だろうと思う。
現在25歳の彼が親を反面教師と捉え、思い遣りを持った青年になってくれた事が嬉しい。
親子とは言え別々の人間だ。
彼の真摯な生き方を静かに見守ってあげたいと心から思えた作品。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
応募数92件 HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
応募数599件 HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
応募数748件 HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば