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ロンリネス/桐野 夏生【レビュー】

★★★★

2013年に発売された「ハピネス」の続編

ハピネスでは桐野さんの作品にしては毒が少なく物足りない印象でしたが、本作ではママ友間のトラブルを超えた愛憎渦巻く内容になっていて桐野さんらしさが戻った感じがしました。

主人公はタワマンに暮らす有紗ですが鍵となっているのは親友の洋子(美雨ママ)
洋子のダブル不倫を間近で見つめながらも自身もその道へ進んで行く、有紗の気持ちの揺れがリアルに描かれていました。

5人のママ友、有紗の不倫相手である高梨の妻、どの女性も心の奥に毒を潜ませていて怖い。
家があって夫もいて子供もいる、けれど孤独を感じる女達。
タイトルの「ロンリネス」がしっくり来る作品。




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