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楽園/夕木 春央【レビュー】

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楽園 [ 夕木 春央 ]
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★★★★

『方舟』『十戒』に続くシリーズ第三弾の舞台は、群馬の山奥に佇む“楽園”と呼ばれる謎の物件。

そこには、常識の枠を軽々と飛び越えた六人の住人が暮らしている。

主人公・康之は、ここを訪れたばかりに「誰か一人を殺さなければ脱出できない」という最悪の状況に追い込まれてしまう。

『方舟』でも感じたが、危機的な状況にもかかわらず物語は淡々と進む。
その静けさが不気味さを増幅し、頁を捲る手が止まらない。

前二作を読んでいる人なら、怪しい人物には早い段階で気付くだろう。

嗚呼、やはりそうだったのか――これは紛れもないサイコパス小説。




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