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希望が死んだ夜に/天祢 涼【レビュー】

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希望が死んだ夜に (文春文庫) [ 天祢 涼 ]
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★★★★

明るくクラスの中心にいた春日井のぞみと、貧困家庭で母親と二人暮らしの冬野ネガ。
対照的とも思える二人の女子中学生を軸として物語は進んでいく。

12月6日の深夜、住宅街の空き家で、のぞみの首吊り死体が発見された。

一見自殺に見える現場で、そこに居合わせたネガは殺害容疑で逮捕される。

しかし事件の背後には、貧困、ネグレクト、虐待といった深刻な社会問題が複雑に絡み合う。

支援の網からこぼれ落ちた子どもたちの現実に、苛立ちと無力感が残る。

終盤で明かされる真実は、社会の暗部を照らし出すと同時に、深い切なさを読者に突きつける。




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