★★★★
唖然、愕然、呆然。
この、危険に満ちたミステリーの着地点を想像しながら読み進めたが、ラスト4行の衝撃はその予想を上回った。
まさか、そうだったとは…。
物語は実在した自殺教唆ゲーム『青い鯨』が下敷きとなっている。
この物語では『青い蝶・ブルーモルフォ』を立ち上げた主催者・寄河景と、彼女に心奪われた少年・宮嶺を中心に描かれる。
そのカリスマ性でSNSツールを操り相手の心理を掌握し、言葉巧みにプレイヤーを自殺へと導くさまは、誘導と言うより洗脳に近い。
これはサイコパスな最狂女子高生・寄河景と宮嶺の究極のラブストーリーだ。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。