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いただきます。人生が変わる「守衛室の師匠」の教え/喜多川 泰【レビュー】

★★★★

沁みた。

主人公は『とにかく楽して、儲けて、人生楽しく生きること』がモットーの19歳の成瀬翔馬。

楽に稼げると聞き選んだ仕事は警備員のアルバイト。

配属先である大学の守衛室で三人の男性と二人の大学生と出逢った事で翔馬に化学変化が訪れる。

最初はなんて嫌な奴なんだと思っていた翔馬が少しずつ変わっていく様子が嬉しくて、どんどん彼の事を好きになっていった。

年齢を重ね老害と呼ばれる高齢者の話を頻繁に見聞きするが、本作に登場する男性達の生き様はとても素敵。

『いただきます』に込められた想いに胸がジンとした。

心が浄化する一冊。




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