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自殺予定日/秋吉 理香子【レビュー】

★★★★

秋吉 理香子さんの「絶対正義」が面白かったので2016年4月に発売されたこちらも手に取りました。

「一日目 大安」「二日目 赤口」「三日目 先勝」「四日目 友引」

「五日目 先負」「六日目 仏滅」「七日目 大安」

以上の7話で構成された長編です。

主人公は16歳の女子高校生 渡辺瑠璃(わたなべ るり)
母を亡くし、再婚したばかりの父までが急死
孤独になった瑠璃は継母が父を殺したと確信し、自殺を決意、遺書によって継母を告発しようと考えます。

死に場所に選んだ土地である少年に出会い
1週間で殺害の証拠を探し、自殺予定日を1週間後に設定します。

主人公に感情移入して自分自身も疑心暗鬼になりドキドキしながら読み進めました。
ミステリー、ファンタジー、恋愛、友情、又六曜や風水など
色々な要素がバランス良く配合されていて新鮮な面白さが味わえます。

まんまと2度も騙されましたが、読後感も良く楽しめた1冊でした。




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