わたしは栞を挟まない|sayuriの読書ブログ

春はまた来る/真下 みこと【レビュー】

★★

タイトルからポジティブな物語を想像していたが全く違った。

「春はまた来る」には二つの意味が込められている。
一つ目の意味が分かった瞬間、あまりの悍ましさに読むのをやめようかと思った。

インカレサークル内で行われる献上システム。

女性に落ち度があったにしても責められるべきは加害者だ。
なのに追い打ちを掛けるかのような嫌がらせ。

腐ってる。
こんな事が実際に大学内で行われている事を想像するだけで虫唾が走る。

性被害に遭った女性の高校時代のクラスメイトが復讐を謀るが、あんなものは復讐とは言えない。

読後も気持ちは晴れないままだ。




  • 人気のレビュー
  • 関連するレビュー

気軽にコメントどうぞ

*
*
* (公開されません)