★★★
「瑠璃色を着ていた」
「植物姉妹」
「りかちゃんといづみちゃん」
「溶けたらしぼんだ」
「夏の匂いがする」
木爾チレンさんの初期作品、五篇が収録された短編集。
「溶けたらしぼんだ」は『女による女のためのR-18文学賞』優秀賞を受賞した作品。
どの物語も瑞々しく、繊細で柔らかな感性を感じた。
読みながら自分の高校生時代に心がタイムスリップする。
学校指定のソックスにハルタの黒のローファー、ネクタイ制服。
きっと誰もが自身の青春の一コマを思い出すはず。
プールの塩素のニオイまで感じとれる中、彼女達のきらめきと痛みに想いを馳せた。

はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
応募数92件 HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
応募数599件 HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
応募数748件 HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば