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薔薇村へようこそ (3)/柴門 ふみ【レビュー】

★★★★

柴門さんが描く令和の家族の形。

3巻は1冊丸ごと多加木ファミリーに起きた出来事が描かれる。

2巻の最後で元カノに心が動いた夫だったが、3巻では妻と元カノ、二人の女性の間で更に心が揺さぶられる。

長年隠していた妻の秘密が明らかになったり、息子の結婚相手・知佐恵が元AV女優だった事にショックを受けたりと、家庭内に次々と波風が立ち落ち着かない多加木家。

それでもなんとか前へ進もうと思った矢先に起きた悲劇。
184頁で思わず息を呑む。

その後、知佐恵の日記に記された赤裸々な本音に唖然のち感涙。

3巻はジェットコースター的展開。




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