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薔薇村へようこそ (2)/柴門 ふみ【レビュー】

★★★★

柴門さんが描く令和の家族の形。

2巻では11歳の井出マイちゃんと多加木ファミリー、二つのケースが収録されている。

マイの母親・井出志保理は恋多き女性。
結婚と離婚を繰り返しながら4人の子どもを育てるシングルマザー。

薔薇村に移住して来ても彼女の恋愛依存は変わらない。
子どもへの愛情はある。
けれど恋愛を最優先するあまり、長女で小学生のマイがヤングケアラーの状況に陥ってしまう事に苛立ちを覚えた。

多加木ファミリーは一見上手く回っているのかと思いきや、元カノとの焼けぼっくいに火を期待する夫に嫌悪感。

家族って本当に悩ましい。




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