わたしは栞を挟まない|sayuriの読書ブログ

難問の多い料理店/結城 真一郎【レビュー】

★★★

六話収録の連作短編集。

多種多様な料理を扱うレストランのオーナーシェフと、ビーバーイーツの配達員が六つの謎を紐解いて行く。

各話のタイトルからユーモアミステリを想像していたが、読み進めて行くと不穏さが増しブラックな結末に震える。

シェフとは名ばかりのオーナーの掴みどころのなさが恐ろしい。
配達員に情報を運ばせ、安楽椅子探偵のシェフが華麗に真実を見極める手腕は鮮やか。

このゴーストレストランに足を踏み入れたら最後。
万が一にも内容を口外すれば地獄が待っている。

もし身近に姿を消した配達員がいたら、そういう事かも知れない。




  • 人気のレビュー
  • 関連するレビュー

気軽にコメントどうぞ

*
*
* (公開されません)