★★★★
辛い。
生と死を見つめ続け、数々のノンフィクション作品を世に送り出して来た佐々涼子さん。
まだ55歳。
今度は自身が自分の死と向き合う事になろうとは。
生を受けた以上、いずれは誰もが死を迎える。
戦争や震災、病気、死に方はそれぞれで、私も今まで大切な人を何人も亡くし喪失感が消える事はない。
エッセイとルポルタージュ、あとがきで構成された本作からは佐々さんの命に対する真摯な想いが感じられる。
横浜にあるこどもホスピス「うみとそらのおうち」の話は胸がつまる。
人生を終える瞬間「ああ、楽しかった」と言える様に生きたいと思った。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
応募数92件 HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
応募数599件 HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
応募数748件 HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば