★★★
都心の古ぼけた団地で姉と二人慎ましく暮らす15歳のみかげ。
父親はみかげが3歳の時に亡くなり、母親は男を作り姉妹二人を残し家を出る。
姉の七海は風俗で家計を支え、みかげ自身はアルバイトをしながら夜間学校へ通う日々。
社会問題が山積みで物語前半から毒親に対する怒りが高まっていった。
いつも死を意識していたみかげが団地警備員を名乗る老人と出逢った事で生まれた化学反応。
信頼出来る大人や友と巡り合い、人を助け、助けられたりしながら生きていく事の大切さを知ったみかげの心の変化が嬉しい。
切なさの中に温もりを感じる希望の物語。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
応募数92件 HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
応募数599件 HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
応募数748件 HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば