★★★★
長く続くコロナ禍で当初の緊張感が薄れ緩んでいた気持ちに喝を入れて貰えた。
小説の形が取られているが、実在人物が登場し国の政策やコロナの流れも忠実に描かれた本作は限りなくノンフィクションに近い。
物語は大学病院の勤務医、女性看護師、町医者、其々の視点で進んでいく。
緊急事態宣言の遅れや、反ワクチン運動、マスコミの迷惑行為など、コロナ終息を願い命懸けで闘う医療従事者にとってどれ程のストレスだっただろう。
身体のみならず心まで壊れていく医師や看護師の姿に涙が込み上げた。
自分達がすべき事を再確認し身が引き締まる熱い一冊。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
応募数92件 HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
応募数599件 HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
応募数748件 HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば