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明日へのペダル/熊谷 達也【レビュー】

★★★★

コロナ禍を背景に、50代半ばの主人公がロードバイクに挑戦する物語。

主人公は健康診断で脂質異常をD判定と診断された本間優一。
体質改善を考え会社の部下に勧められたロードバイクを始める事を決意する。

自転車ショップ「ベルマシーヌ」の場面だけで、その情景が目に浮かんで来る。

ロードバイクの師匠・水野唯との初ライドから、一人で百キロライドまで、めきめきと上達していく姿はこちらまで風を感じて爽快だ。

会社の業績不振やリストラ、様々な問題が勃発しても誠実でポジティブな主人公に元気を貰えた。

何歳になっても新しい扉は開けられる。




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