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邪教の子/澤村 伊智【レビュー】

★★★

皆が怪しい。
不自然な言動と、どんどん膨れ上がる違和感に気持ちがざらつく。

物語の舞台は光明が丘ニュータウン。
その場所に存在するのは「コスモフィールド」という胡散臭い宗教団体。

虐待を受けていた少女を、そこから救い出す所から物語は展開するが待ち受けていたのは更に怪しげな宗教団体。

そのカルト集団「大地の民」に乗り込み真相を追及するテレビ局員の矢口と共に知りたい欲求が加速して行く。

にゃはは笑いの茜や、裏山に掘られた大きな穴が不気味だ。

終盤の反転に驚愕し、ダークコメディの様なオチに脱力しつつも邪教の世界観を堪能した。




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