★★★
現役看護師の小原さんが描くリアルな介護小説。
主人公はリハビリ病棟で働く35歳の看護師・大八木新菜。
私の姪も看護師でリハビリ病棟に勤務していた事もあり、あるあるが一杯。
無理難題を言う患者とその家族。
突然、降りかかった介護問題に動揺する気持ちは想像に難くないが、あまりの自己中ぶりと横柄な物言いに怒りを覚える。
介護は思い遣りがあればなんて綺麗事だけじゃ済まない事は解っている。
家族や公的機関の協力、介護者自身の基盤も大事、けれど『年寄り笑うな、行く道じゃ』の気持ちは忘れないでいたい。
終盤の3つのエピソードに笑う。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
応募数92件 HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
応募数599件 HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
応募数748件 HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば