わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

ごめん。/加藤 元【レビュー】

★★★★

「ひとり道」「いつも俺から」「甘いママ」「いけない奥さん」「かすがい」「電話家族」
「ナニサマ」「うさぎが転んだ」「小言幸兵衛 」「ハッピーエンド」「しゃぼん玉」

ごめん。をキーワードにした11話収録の連作短編集。

ノンフィクションの様なリアルさに何度も頷き共感しまくり。

『ごめん』を使うシチュエーションも様々で面白いが同じ言語を使いながら全く噛み合わない人々の心理描写が秀逸。

特にセクハラ上司・杉田の家族に対する『ごめん』や態度には怒りを通り越して呆れウンザリさせられる。

登場人物の中の誰かにきっと共感出来るはず。




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