★★★★
1 おみちゆき 2 同窓会 3 闇の梯子 4 道理
5 前世 6 わたしとわたしではない女 7 かなたの子 8 巡る
の8篇が収録された短編集
今までの作品とは全く雰囲気が異なり、なにげない日常の隙間に口を開けている闇。
そしてそれを偶然、覗いてしまった人々のとまどいと恐怖が描かれています。
読んでいて寒々しい気分になって行きますが、面白く、途中で本を閉じれなくなります。
角田さんは長編のイメージでしたが、この短編集はかなり読み応えがありました。
次の作品も待ち遠しいです。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。