わたしは栞を挟まない|四つ葉の読書ブログ

Blue/葉真中 顕【レビュー】

★★★★

重厚なミステリー小説。

「平成」その30年間に実際に起きた文化・風俗を俯瞰しながらブルーと呼ばれた男の生涯を描いた作品。

子供の貧困、外国人の低賃金労働など現代に置ける問題提議を絡めつつ、一番根底にあるテーマは児童虐待。

物語の主人公ブルーも例外ではない。

両親からまともな愛情を受けないまま育ち母親から殺人を強いられ、いつ狂ってもおかしくない状況だ。

殺人鬼にならざるを得ない環境が悲惨であり悲し過ぎる。

虐待の世代間連鎖がやるせない。

折しも今日の新聞に児童虐待の記事が。
そんな記事がなくなる未来が来る事を祈りながら読了。




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